まず、老齢年金には国民年金から支給されるものと、厚生年金保険か
ら支給されるものがあります。前者の方を老齢基礎年金と呼び、国民
年金から定額制により支給されます。定額制ですから被保険者期間
中の所得にかかわらず、被保険者の全期間保険料を納付した場合
794,500円(平成16年度)と決まっています。そのため、滞納期間が
あれば、満額から差し引かれた年金額となります。一方厚生年金保険
からは、老齢厚生年金が支給されます。老齢厚生年金は、厚生年金被
保険者期間の所得とその期間によって金額が決定されます。保険料も
所得に応じて決定されていますので、報酬が多い人は、保険料も多く
納付し、受け取る年金も多くなることになります。但し、標準報酬は30
等級までと上限があります。その他に、65歳未満の配偶者や18歳の
3月31日までの子がいる場合は、加給年金額が加算されます。
概要についてはこちらをご参照ください。 |